クソスペックのPCについて

エンジニアがしょぼいPCを使わされているエントリが話題になっていました。僕も散々苦労しました。

 

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個人的には下記のPCはクソスペックだと思っています

  • CPUのTDPが13W未満
  • 1kgを超える重さ
  • 横幅280mm、縦幅190mmのどちらかを超える大きさ
  • メモリ8GB未満
  • SSD512GB未満
  • 解像度がフルHD未満

 

でもたぶん世の中では違うと思います。1.3kgなら十分許容範囲とされているのではないでしょうか。そのへんは人によって全然違うので腕力のない人にはちゃんと軽いノートPCを選択できる権利が与えられるべきだと思います。

 

僕がこれまで働いてきた職場はわりと大企業で、大企業というのは当然情報セキュリティがしっかりとしていて、ノートPCもできるだけ規格化されたものを使うように指定されていました。問題はそのノートPCが、簡単なPPTXやXLSXをいじるような事務作業レベルのものにしか使わない人と、VisualStudioとEclipsePhotoshopとその他もろもろを入れて開発関係をやるようなエンジニアに、同じスペックのものを使わせているところでした。というか情報システム部門のいうことを真に受けると「本来ノートPCでは開発をしてはいけない」みたいな話なんですが、そんなことでデスクトップを用意するとMicrosoftにもう一台分のライセンス料を払う羽目になったりするし2つのマシンの間のファイルの同期などでどうしても機動性が下がる。ただでさえMacLinuxWindowsが3台あるのにWindowsもう一台増やすなんて無理でしょ。そんなことでお前中国や台湾の連中に勝てると思ってるんですかバカ言わないでくださいよと言いたくなります。

 

私はずっとメモリ4GBの1.2kgのマシンを使わされていて、しかもSSDが128GBしかなくて泣きそうだったのですが、昨年の春頃にそのマシンをつかんで持ち上げたときに、握力がなさすぎて床に落として壊してしまいました。その結果1kg未満の8GBのマシンになりました。首尾よく解像度もWUXGAのものにできたのでよかったです。SSDは256GBしかないですが、128GBと比べれば天国です。本当に128GBのときはつらかった。1日1000通のペースでメールがどんどんやってくる職場だったので、不要そうなメールを削除してSSDの空き容量を作る必要があり、それに毎日30分くらいの時間がかかっていました。ちなみにメモリ4GBのマシンを使わされていた理由は、割と最近まで社内システムが32bitのWindowsにしか対応しておらず、4GB以上のメモリがあっても無駄だったからです。クソでしたね。

 

ところでこのクソスペックPCの話を見て、今年の今のタイミングで自社で標準とされているノートPCはどれくらいかと思って調べてみたのですが、メモリはさすがに8GBだったのですが、ディスプレイ解像度が1366x768でした。ありえない。選定している人たちは老眼に侵されていてでかい文字しかみないのかもしれないと思いますがそれにしてもひどい。最近の学生とかだったら普通にMBPとかSurfaceとか使ってるわけじゃないですか。13インチ2560x1600とか、12.5インチ2736x1824とかそういうのに慣れてて、会社入って、13インチ1366x768のPCがあてがわれたら絶望しちゃいますね。こんな会社ばかりじゃないとは思いますが日本の将来がますます心配になってきています。